前回「脱力」についてお話ししましたが、今回はレッスンでも大切にしている『手の形』👏についてお話します。
どんなスポーツにも「基本の形」があるように、ピアノにも大切な『手の形』があります。
この土台が安定していると弾きやすく、良い音色♪につながります。
逆にフォームが崩れていると、テンポやリズムが乱れたり、「なんだかうまく弾けない…」と苦手意識に繋がってしまうことも💦💦💦
小さいうちから正しいフォームを意識することで、無理なく弾ける手が育ち、結果的にきれいな音や安定した演奏に繋がっていきます。

では、『良い形』とは?一緒に作ってみましょう♪

                  1.両手の手のひらを合わせます 

             2.「ふ―っ」と風船をふくらませます

            3.「ぱかっ」と半分に割って鍵盤に置きましょう

習い始めの頃は5本の指を独立させるレッスンが中心になるので、この形が崩れるような曲はまだ出てきません。

少し離れて見ると、小さいお団子が2つ、鍵盤上をもぞもぞうごめいているように見えるのが理想です。

角が生えていたり(指がピーン!と突っ張っている)、指の付け根の関節(さんかくお山)がへこんでしまったりしないよう、お家の練習でもチェックしてみてくださいね。

 

ピアノを始めたころは誰でも指の関節が柔らかく、ふにゃふにゃ、ぺこぺこしています。

特に第一関節がへこんだままだと、リズムの乱れや和音をそろえて弾けないなど、良い音色に近づくことが難しくなってきます。

なので、「今日は時間がなくて練習する時間がないな」「今日は疲れちゃったからピアノに向かう気力もないや」という時にもできる関節強化のストレッチをおすすめします♪

上のイラスト2.風船を作った状態で「キュッとキュッ!」と力を入れます。第一関節がへこまないように気をつけましょうね。

ちなみに、左右の指が当たっている場所は「タッチポイント」と言って、実際に鍵盤に触れている部分にあたります。

このタッチポイント以外の部分が鍵盤に当たっていないかも時々チェックすると良いでしょう。

もう1つ、上のイラスト3.を机の上に置き、1の指(親指)を他の4本の指の下に素早く瞬間移動するストレッチも効果的です。

これはいわゆる「まむし指」(親指の付け根が内側にカクンと引き込まれてしまう状態)の予防にもなります。

「まむし指」は指先にうまく力が入らず、鍵盤のタッチに影響が出るので早めに対処した方が良いのですが、遺伝的な骨格によるものもあるので、注意する必要があります。

 

レッスンでもピアノを弾き始める前に「ポジションチェック」と言って弾き始めの音を準備させているのですが、私は手のフォームも同時にチェックしています。

小さい頃から「基本の形」を意識することはとても大事で、逆に大きくなってからフォーム改善しようとすると時間も根気も必要になります。

とはいえ、お子さんの骨格が定着するには時間はたくさんあります。

焦って一度に詰め込もうとせず、少しづつ長い目で育てていただけたらと思っています♪