以前「脱力」についてブログで触れたことがありますが、
レッスンでも生徒さんや保護者の方から
「自分が(子供が)脱力できているかわからない」
と言われることがあります。
心配することはありません、これは当たり前のことです。
普段からそんなことを意識して生活している人の方が少ないですよね。
でもピアノを弾く時には「脱力」を意識すると、
ある時ふと「あ、私今力入ってる!」とか、
「もう1時間も弾き続けているのに腕が全然疲れない」とか
「あれ?いい響きになった!」と分かる日が来るのです。
なので最初はいまいちわからなくても、
「この部分を弾くといつも先生から“脱力して”と言われる」ことがあったり、
「乱暴な音に聞こえるな」という時は
「脱力」を意識するチャンス✨と思ってくださいね👆
では、どういう時に無駄な力が入ると思いますか?
- f(フォルテ)やアクセント、crescendo(クレッシェンド)など、強く弾く記号が出てきたとき
- 16分音符など速い音符が出てきたとき
- 離れた音を弾くとき
- 無理な手のフォームで和音などを弾くとき
メンタル面では
- 緊張しているとき
- 自信がないとき
それ以外に
- 姿勢が悪いとき
などなど、思った以上に力が入る要素はたくさんあるのです。
姿勢については前回のブログでも触れていますので、ご参照ください。
では、次に力が入っていることを自覚するために、あえて力を入れてみましょう。
【親子で試せる!】脱力チェックエクササイズ🎽
1.カバさん跳び vs ネコちゃん跳び
どっしりと重いカバさん跳びは体中に力が入るのであっという間に疲れちゃいますね💦
足音を立てないネコちゃん跳びはどうでしょうか?
いつまでも跳んでいられそうですね✨
2.ゴリラくんのヒザ叩き vsちょうちょのヒザ叩き
椅子に座りヒザをたたいてみましょう。
あらたいへん!ゴリラくんはヒザがまっかっかに!
一方ちょうちょのヒザはどうでしょうか?
腕も疲れず、ヒザもきれいなままずっとたたいていられます🦋
3.腕の「ストン」と落下チェック
親子で向かい合い、保護者の方がお子さんの両腕を持って胸や肩の高さまで上げてみてください。
「力を抜いていてね」と声をかけ、手をぱっとはなします。
さあ、お子さんの手はどうなりましたか?ロボットみたいにピタッと止まった?
それとも糸が切れたあやつり人形のようにぶらーんと下まで落っこちましたか?
ロボットは落ちる怖さから無意識に力を入れてブレーキをかけています🤖
一方あやつり人形は余計な力がきれいに抜けて完全にお任せ(脱力)できています👧
「力を抜く」ことは難しいことだと思われがちですが、小さなお子さんでも「自分で力が入っていると自覚すれば脱力はできる」ということです。
ピアノは大人の楽器です。分数バイオリンなど子供用に作られた楽器もありますが、ピアノは小さな子も習い始めから大人と同じピアノを使います。大人と同じ力で音を出さなければいけないというところからどうしても力が入ってしまいやすい楽器だと私は思います。
でも例えば音楽プレーヤーの音量を小さくしても強弱が分かるように、小さなお子さんの力でも豊かな表現ができるようにレッスンでは心掛けています。
他にも「こんな脱力方法があるよ」というものがあればぜひ教えてくださいね♪
