レッスン中、先生に「ほら、まむし指になっているよ」なんて言われたことありませんか?
かつては私もまむし指で、そのまま大人へと成長してしまったので、
今でも気を抜くとまむし指になっていることも…!👀!

『まむし指』ってなあに?

ピアノにおける「まむし指」とは、
鍵盤を弾くときに指の関節が手のひら側にペコッとへこんで反り返ってしまうクセ
のことです。毒ヘビ🐍の「まむし」の頭に似ているからだそうです。

  ♪正しい形♪       ♪まむし指(親指)♪       ♪まむし指♪

 

ピアノでまむし指になってしまう主な原因は、
 
  • 骨や筋肉が未発達(特に子ども)

 子どもの手はまだ関節が柔らかく、鍵盤の重さに耐えきれずに指がへこんでしまいます。
 また、親指の付け根にある筋肉が育っていないため、正しいフォームを維持できません。

  • 間違った力の入れ方(手の力み)
 強い音を出そうとしたり、指をしっかり支えようとしたりするときに、
 指先にギュッと力を入れてしまうことで関節が反り返ります。
 
  •  手首や腕のポジションが崩れている 
 イスが低すぎたり、手首の位置が鍵盤より低いと、
 親指の付け根が内側に入りやすくなります。
 
 
  • 骨格的な特徴や癖

 生まれつき関節が柔らかい人の場合、普通に弾こうとするだけで関節が反りがちです。
 また、ピアノ以外の日常生活(鉛筆の持ち方やゲーム機の操作など)での
 指の使い方のクセがそのままピアノに現れることもあります。

『まむし指』だと良くないの?

日常生活には何ら問題はありませんが、ピアノを演奏するにはデメリットが。

  • 指先の力や重みが上手に鍵盤へ伝わらない(思った表現にならない)
  • 芯のある音が出にくい(はっきりした音が出せない)
  • 素早いパッセージや和音にばらつきがでる。
  • 余計な力は入り疲れやすい。(練習嫌いにつながってしまうかも!)

まむし指は以前から取り上げている『脱力』の大きな妨げになるのです。

どうすれば治るの?

まむし指はじっくり時間をかけて根気よく取り組む課題です。
小さいお子さんなら意識しながら成長していくうえで自然と良くなっていきますし、
私のように大人になってからでも直していけます!
まずは正しいフォームを意識することです。
以前投稿した記事、小さいうちから「良い手の形」でもお伝えしたように、
まずは正しいフォームを意識することが第一歩です。
他にもレッスンに入る前の準備運動として教室ではこんなことをしています。

  • 親指の付け根(母子内転筋)をマッサージして固まった筋肉をほぐす。

 「いた気持ちいい」くらいの強さでほぐすと親指が本来の位置へ動きやすくなります。

  • 輪ゴムや反対の指で親指の付け根を引っ張る。
  • ボールにぎにぎ

 正しい指の形を感覚で覚えこんで無意識でも正しいフォームができるようにクセをつけます。

  • プッシュポップ

 鍵盤よりも軽い力で押せるため、関節をアーチ状に保ったまま押す感覚を養えます。
 特に関節が未発達な幼児期におすすめです。

  • 指つなひき

 手芸で使うコードストッパー(紐止め)を使い両手で引っ張り合いをします。
 タッチポイントを意識して強い力に関節が耐えられるよう強化していきます。

  • 指サック

 短いタイプの指サックを第1関節にはめ、鍵盤を弾きます。
 指サックに固定されているため、関節がへこまずに演奏することができます。

 

このように、身近にあるものを活用して楽しく指造りをしています。
お家でも練習を始める前に1分でもトレーニングをすると、定着しやすくなりますよ。
そして、良い手の形だけでなく、良い音もイメージするともっと表現豊かに
ピアノを奏でられるようになります。
焦らず、日々のレッスンやお家での練習のなかで、
楽しく美しい手の形を育てていきましょう!